ポスティングチラシにレビューを載せる際に役立つ罰への欲求について解説

レビューは体験に基づく評価や感想であるため、商品やサービスの購入に大きな影響を与えます。

ただし良いことしか書いていないレビューであると、人は「本当に良いことしかないのだろうか」と不安を抱きます。

このような不安心理を「罰への欲求」と呼びチラシに応用できるため、今回は「罰への欲求」を活用したポスティングについて解説していきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングチラシにレビューを載せる際に役立つ罰への欲求とは?

罰への欲求とは、長所や利点ばかりが表面化されているときに欠点を探そうとする心理状態をいいます。

メリットばかりが情報として入ってくると、人には無意識に「デメリットもあるものだ」と考える不安心理が働きます。

人は常にメリットとデメリットのバランスを図ろうとします。

例えば、希望する入社先が「国内平均の2倍ほど給料が高い」「福利厚生が日本一充実している」のような、好条件ばかりだとすると「サービス残業が多いのでは?」とか「社内の人間関係が劣悪なのでは?」といった不安心理が働くため、欠点を探すようになります。

罰への欲求の心理は、アメリカの深層心理学者アーネスト・ディヒター氏が提唱しました。

ディヒター氏は罰への欲求がビジネスでも活用できることをアメリカで起こった実例を根拠に説明しています。

1950年初頭にアメリカでは虫歯や肥満の人口が急激に増加しており社会問題となっていました。

それから5年程かけて砂糖を使用したお菓子が虫歯や肥満の原因であると国内に広まったため、お菓子の売上が急激に下がります。

当時は大きいキャンディケースにキャンディがそのまま詰められていたので、1度にキャンディを食べなければならない(=虫歯や肥満に繋がる)という不安がありました。

そこでお菓子会社はキャンディ1つ1つを個装して販売することで、1度にキャンディを食べきってしまうことの不安心理を取り払うことに成功し、売上を回復させることができました。

このように商品への不安やデメリットを解消することは、ビジネスチャンスに繋がります。

ポスティングチラシに罰への欲求を活かせる方法

このビジネスに活かせる罰への欲求をポスティングチラシに活用する方法があります。

その方法を2つ詳しく紹介していきます。

・ポスティングチラシにメリットとデメリットを掲載する
・口コミやレビューを載せてウィンザー効果を狙う

ポスティングチラシにメリットとデメリットを掲載する

ポスティングチラシにはメリットだけでなく、デメリットも記載するべきです。

「メリットだけが記載された商品には落とし穴があるのでは?」という不安心理を先に解消することで、信頼や納得を得ることができます。

割合はメリット3つに対してデメリット1つがお勧めです。

メリットの数だけデメリットを記載してしまうと、今度は悪い印象を与えかねません。

罰への欲求は「悪いことがないか」と不安を見つけようとする心理なので、不安材料が多すぎると逆効果になります。

デメリットの記載は、欠点を補完する情報と見せ方の工夫が必要で、1つのデメリットが全てのメリットをかき消す程のインパクトがあると、台無しになってしまいます。

デメリットを理解してもらいつつもメリットも感じてもらえるような記載の工夫が大事になります。

デメリットの書き方のポイントは3点あります。

  • デメリットはメリットより先に書く

記載するときはマイナスな部分から説明を始め、プラスの点を最後に強調した方が相手に良い印象を与える効果があります。

  • デメリットの理由を記載する

理由が明確になっていると、読み手に安心してもらいやすくなります。

  • デメリットをメリットに転換する

デメリットは表現次第でメリットに変えられます。

このデメリットの書き方のポイントを踏まえて、賃貸物件の紹介を想定した例文を挙げます。

「紹介する物件のデメリットは、駅から徒歩15分程度かかることです。その理由は、物件のコンセプトがロケーションの良い閑静な住宅街で快適な時間を過ごしてもらうことだからです。駅からは離れていますが、新築1年以内にも関わらず家賃が安く部屋も広々としているといったメリットを感じていただけます。」

例文のようにデメリットを補完し、さらにはメリットへ転換する言葉があれば単なるデメリットとは受け取られず効果的です。

ほかにも、同じ内容でも表現により相手が感じる印象を変えることができる認知的枠組み(フレーム)のうち、ポジティブフレームの記事がこちらにありますので、言い回しの参考にしてみてください。

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口コミやレビューを載せてウィンザー効果を狙う

ウィンザー効果とは、広告主が直接出している情報よりも利害関係のない第三者が発信する情報や評価の方が信頼性が高まる心理的傾向をいいます。

国内最大級の飲食店情報サイトでは、お店の紹介画面で実際にお店を利用した人の評価やコメントが掲載されています。

紹介ページでは美味しそうな料理の写真(メリット)や高額な予算(デメリット)といった情報で不安と安心を感じる内容だったとしても、口コミやレビューを一緒に掲載することで、「高い金額を払う価値があるほど美味しい」と信頼してもらいやすくなります。

ポスティングチラシでウィンザー効果を高める口コミには次の方法があります。

  • 業界のインフルエンサーや専門家など影響力や発信力が強い人に宣伝をしてもらう

飲食店であれば、ミシュランの評価や有名な一流シェフなどがコメントしたチラシをポスティングすることでチラシの信憑性が上がります。

  • 国の認める規格など公的な保証があるものを記載する

品質確保の点で国の基準などをクリアしている商品や製品は、権威性を得られるため信頼につながります。

例えばチラシにネジ等の製品を掲載する際に「ISO規格を取得」といった表記があると信頼が高まります。

  • 顧客が知り合いに紹介したくなるような施策を打つ

自社製品を使用した顧客から知り合いに紹介をしてもらえることは、見知らぬ第三者のコメント以上に効果的です。

SNSを活用すれば、気軽に紹介してもらいやすくなります。

チラシであれば、顧客の名前の入った紹介チラシの切り抜きを商品購入時に提示すれば割引するといった方法も効果的です。

ただしウィンザー効果を狙うときには、注意点があります。

それは口コミやレビューを「やらせ」で記載することで、これは、実体験に基づかない商品についての評論やコメントを集めて、ただ口コミ数を増やしていくやり方です。

例えば飲食店の場合、食べに来たことがない人に嘘のコメントや口コミをお願いして投稿してもらうようなことです。

嘘の口コミが発覚すると、商品イメージの低下に繋がるだけでなく、社会的信頼も失うので逆効果です。

レビューについて、書いてくれたお礼としてクーポンなどの見返りを付ける、アンケート形式にして書きやすくするなど、ポスティングチラシの効果を高めるレビューの集め方をまとめた記事も作っています。

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tポスティングチラシにレビューを載せる際に役立つ罰への欲求について解説まとめ

・人には無意識にメリットとデメリットのバランスを図ろうとする罰への欲求の心理が働きます。

・ポスティングチラシには、デメリット1つに対して補完できるメリットを3つ記載するのが効果的です。

・メリットやデメリット以外に口コミやレビューなどの第三者の評価を載せることで、ウィンザー効果が働き「罰への欲求」を満たすことができるため効果的です。