評判が高いポスティングチラシはキャッチフレーズがすごい!文脈効果を解説 

スーパーでは100円で購入できるポップコーンが野球観戦の出店では500円で販売されているように、文脈効果によって同じ商品でも違う価格で販売されることがあります。

この記事では、文脈効果の解説とポスティングチラシに文脈効果を用いるときのポイントを例を挙げて解説します。

文脈効果を活用し、自社の商品を最大限にアピールしましょう。

評判が高いポスティングチラシはキャッチフレーズがすごい!文脈効果とは?

文脈効果とは、周りの環境や前後の文脈によって商品価値や相場の感覚が変化する心理現象のことです。

例えば、普段は好んで食べないのに、お祭りに行くと屋台のかき氷や焼きそばが無性に食べたくなることがあります。

これは「お祭り」の雰囲気が消費者に与える印象により生まれる文脈効果です。

文脈効果はポスティングチラシにも用いられます。

売り込みたい商品やサービスの説明のみをチラシに載せるのではなく、商品の作り手や制作背景のようなプラスの情報を提供することで読み手の受け取り方は大きく変化します。

ポスティングチラシの場合、文脈効果の力を最大に発揮できるポイントは「キャッチフレーズ」です。

例えば、新しくオープンするカフェのポスティングチラシを作成するとき、「おいしいコーヒー」と書くより「パリで5年修業したバリスタが淹れるコーヒー」とする方が、消費者の興味をぐっとひきます。

「パリ」「修業」「バリスタ」の文脈により権威性を感じ、コーヒーの価値が高くなるからです。

ポスティングチラシには文脈効果を活用したキャッチフレーズを入れることで、対象の商品・サービスの価値を上げることが可能です。

ポスティングチラシに文脈効果を用いる際のポイント

ポスティングチラシに文脈効果を使用する場合、対象の商品・サービスを売り込みたいからといって、キャッチフレーズにどのような表現を使用しても良いとは限らず、使用できる表現にはいくつかルールがあります。

ポスティングチラシに文脈効果を用いる際、押さえるべきポイントを3つ説明します。

・嘘を書かない
・大げさな表現をしない
・具体的な情報を書く

嘘を書かない

事実と異なる情報を載せることは、消費者の信頼を裏切ることに繋がります。

また、嘘の宣伝は法律で禁止されているため、社会的信用も失いかねません。

近年では食品偽装が大きな問題となっており、例えば外国産の牛肉を使用したステーキを提供しているにもかかわらず、「国産の牛肉を使用」と表記するような虚偽の表示によって事件化するものもあります。

文脈効果は受け取る相手側に大きな影響を与えるため、正しい情報を載せましょう。

大げさな表現をしない

おおげさな表現をする広告は「誇大広告」とよばれ、法律で禁止されています。

例えば、フルーツジュースを扱うお店で実際は果汁10%しか使用していないのにもかかわらず「果汁100%フレッシュジュース」というキャッチフレーズを使用してはいけません。

度を越えた表現はさけ、薬機法や景品表示法などの法律に則った誤解を招かない表示をし、確かな情報を提供しましょう。

ほかにも、商品やサービスの値段がお得(有利)であるように表現することを禁止する「有利誤認表示の禁止」などがあり、チラシを作成する際に注意すべき法規制ポイントをまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。

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具体的な情報を書く

あいまいな表現は消費者を混乱させてしまい、文脈効果を存分に発揮できない恐れがあるため、人の心を動かすような魅力あるキャッチフレーズを作成するには、正確かつ具体的な情報が必要です。

例えば、開店記念でオープン初日に先着50名にお菓子をプレゼントするキャンペーンを行う場合、「いつ」「どこで」「だれに」「なにを」「どうするか」などを具体的に示す必要があります。

6W2Hはのフレームワークを用いれば、ポスティングチラシに記載すべき内容を整理しやすくなります。

6W2Hの6Wには、When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)Whom(だれに)、What(なにを)、Why(なぜ)の項目を指します。

2Hは、How(どうやって)、How much(いくらで)の項目を指します。

各項目に訴求する商品・サービスを当てはめて情報を書き出してみることで、漏れなく情報を把握できるので便利な方法です。

読み手は文脈効果の影響を受けて商品のイメージを判別しますが、読み手を欺くことがないよう事実を具体的に記すことが前提です。

文脈効果を活用したポスティングチラシの例

ポスティングチラシに活用できる文脈効果の例を挙げていきます。

具体的なキャッチフレーズ例と合わせて5つ紹介します。

例1:「本場インド出身のシェフが作る本格インドカレー」

各地域の代表料理は地域の名前をつけることによって、料理の価値があがります。

レストランを開業するのであれば、出身の地域や修業した地域の名前を具体的にキャッチフレーズに当てはめると良いでしょう。

「カレーの本場」「インド」「出身」という文脈だけで消費者は「インド出身のシェフが作るカレーならおいしいはずだ」と認知し、商品価値は高まります。

例2:「シチリア産レモンで作ったレモネード」

食材のアピールをするとき「産地」を明記すると文脈効果は高く発揮されます。

特に名産地を記載するとその食材を使用した商品の価値も自然と上がります。

レモン以外にも、ジャガイモやカボチャは北海道、明太子なら博多というように、一般的に名産地として認知されている名称を取り上げると「おいしそう」「安心して食べられる」と消費者の心理に良い影響を与えます。

名産として認知はされていないものだと、日本国内でとれた食材の場合「国産」と明記すると消費者に安心感を与えることができ有効です。

例3:「ヴィーガン歴15年の店主が作るスイーツ」

作り手がどのような人なのかを開示すると、文脈効果の力を大きく発揮できます。

ヴィーガンとは、肉や魚、バターや牛乳など動物性のものを食べない人のことです。

「ヴィーガン」という言葉で健康志向の人やヴィーガンの人に、動物性食品を使用していないスイーツと認知されやすくなります。

また、キャッチフレーズに数字を入れることも効果的です。

情報の中に「15年」と数字を入れることで、消費者に「どのくらい経験があるのか」「どれくらい続いていることか」など、権威性につながる指標を具体的に示すことができます。

例4:「働く女性の味方!疲れ知らずの楽ちんパンプス」

靴の広告に、単に「疲れにくいパンプス」と記すより「働く女性の味方!」「疲れにくい」「楽」という文脈で情報を提供すると、「通勤時に疲れる」「パンプスで歩くのはつらい」と仕事でパンプスを履く対象者に響きやすくなります。

またキャッチフレーズを少し変えて、「東京で働く女性100人に聞いた疲れないパンプス第1位」というように対象の場所や人、数字を入れるとさらに文脈効果を発揮できるでしょう。

しかし数字を載せる場合、必ず根拠のあるデータからの情報を載せる必要があります。

例5:「孫世代に受け継ぐ家づくりを叶えます」

建設会社の広告に「孫世代まで」というキャッチフレーズで「長く暮らすことができる家をつくる」ことをアピールできます。

家は一度購入したらほとんど買い換えることはありませんし、家族が一日の大半を過ごす場所であるため、「親世代を超えた孫世代まで受け継ぐ」「長持ちする家づくりを実現する」という文脈を使用することで、家に高い付加価値を生み出します。

チラシの色の組み合わせでも、誠実さや温かみ、素朴さを与えられることができ、商品への記憶や購買行動に影響を与える「色」について詳しく解説した記事も作っています。

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評判が高いポスティングチラシはキャッチフレーズがすごい!文脈効果を解説まとめ

・文脈効果とは、周りの環境や前後の文脈によって商品価値や相場の感覚が変化する心理現象のことをいいます。

・ポスティングチラシに文脈効果を活用する場合はキャッチフレーズが効果的で、虚偽の内容や大げさな表現は使用禁止です。

・ポスティングチラシに掲載するキャッチフレーズに、権威性や信頼性などの根拠となる情報を端的に伝えることで文脈効果が働き、商品・サービスの価値の高さをアピールできます。