ポスティングをするにあたっては、単純に配布費用だけでなく、チラシのデザインや印刷など、配布にいたるまでに様々な費用がかかってきます。

また業者との打ち合わせの時間も必要ですので、実際には目に見えない隠れコストも存在します。

自社が販促したいモノやサービスなどが、単価が高いか利益率の高いものであれば、コストを吸収することもできますが、そうでない場合、業者に支払う配布料金はできるだけ抑えておきたいものです。

相見積もりを取って、ポスティング業者を比較することが定番ではありますが、費用を下げる方法のひとつとして、ポスティング業者から「コラボポスティング」を提案してくることもあります。

この記事では「コラボポスティング」はどのような方法であるのか、順に解説していきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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コラボポスティングとは

「コラボポスティング」は、正式にはコラボレーションポスティングといいます。

コラボレーションとは協同作業や合作を意味しますが、ポスティングに関して置き換えると、ポスティング会社に依頼する異業種のクライアントがその対象となります。

新聞や雑誌、フリーペーパーなどの広告面をイメージしていただければ、わかりやすいのではないでしょうか。

例えば自社だけだと、それほど宣伝するモノやサービスが多くなく、チラシの一面だけで十分にまかなえるとします。

この場合、チラシの裏面が白紙になってしまいますが、逆にいえば使わない裏面の分に対しても費用をかけていることになります。

しかし、裏面に別のクライアントからの依頼を掲載して、表・裏の両面で宣伝すれば、一枚のチラシをうまく活用できます。

一枚のチラシの費用は、業者に依頼しているクライアント同士で折半しますので、ポスティングにかける金額の低減が可能になるわけです。

コラボポスティングを使うと費用は半分、場合によっては3分の1まで一枚あたりの単価を下げることもできます。

なお、この例では表・裏で1社ずつですが、ポスティング業者によっては3社まで提案してくれます。

ただし同業種では競合してしまうことになるので、コラボポスティングは使えません。

コラボの相手方については、自社で見つけることができればそれに越したことはありませんが、ポスティング業者から提案してくれますので、その手間をかける必要はありません。

ポスティング業者はいろいろなクライアントから依頼を受けていますので、その中からどことどこを組み合わせれば、クライアントの費用低減や、ポスティング効果につながるかを考えて提案してくれるのです。

ただ、異業種同士といっても、業種によってコラボポスティングの向き・不向きがあります。

一般的にコラボポスティングに向いているのは、単価が低く、かつエリアを広く取って宣伝できるような業態といわれています。

具体的には、人が出向いてサービスを行うような、出張クリーニングや家事代行、買取サービスなどです。

逆に地域密着型で、かつ実店舗を出店している業態ではエリアが狭くなるため、コラボポスティングにはあまり向いていません。

このように業種によって向き不向きがありますが、自社サービスの分析やリーチしたい消費者の明確化などコスト軽減を目的とした具体的な戦略の立て方についてはこちらに載せています。

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コラボポスティングのメリット・デメリット

業種や条件によってはメリットばかリに見えるようなコラボポスティングですが、この方法によるデメリットも存在します。

では、どのようなデメリットがあるのか、メリットも併記して見ていきましょう。

・メリット
・デメリット

メリット

コラボポスティングの一番のメリットは、チラシスペースの共有によって費用を折半することで、チラシ一枚当たりにかかる単価を低減できることです。

また、自社が宣伝するモノやサービスの数が少なくとも、他のクライアントの宣伝で埋めることができるので、白紙スペースの削減にもつながります。

異業種同士でスペースを埋めることがコラボポスティングの特徴であるため、もともと自社のモノやサービスに興味がなかった受け手に対しても、自社の宣伝を見てもらう確率を高めることができます。

デメリット

一方のデメリットは、一般的に最低配布枚数が決まっていることが多く、10万枚からとする業者が多いです。

一枚あたりの単価が安くても、枚数が多くなるので総額ではそれなりの費用がかかってしまうことになります。

最低枚数が多いということは、数をこなすというやり方でもあるため、日単位などの詳細な配布報告書や、配布の反響を細かく分析するといったことは期待できません。

ほかには、コラボポスティングではどうしても業者主導や、ポスティング業者におまかせといった形になるため、コラボする相手や、配布するエリアを細分化して指定できなかったりします。

業者側でもコラボする相手との調整が必要なため、急な依頼や期間を指定してのポスティングも不可で、業者が決めたスケジュールにしたがうことになり、条件に合致する店舗を見つけることが難しいこともあります。

これらのメリット・デメリットを十分加味したうえ、コラボポスティングを使えば費用対効果が高い配布方法としてメリットを享受できますので、見積もりを取る際にはコラボポスティングを提案できるか業者に確認してみてもよいでしょう。

コラボポスティングができない場合でも他社のチラシと配布時期を合わせることで費用を抑えて配布できるさまざまな配布方法がありますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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ポスティングを格安に行うことができる配布方法まとめ

・コラボポスティングは異業種同士で配布物を有効活用する方法です。

・コラボポスティングにより、通常のポスティングより配布物一枚あたりの単価を半分、もしくはそれ以下に低減することができます。

・最低注文枚数が多かったり、ポスティング業者におまかせといった依頼になりますが、メリット・デメリットをよく考えて採用すれば、費用対効果の高い配布方法と言えます。