反響率を上げる保険チラシのポスティング戦略と注意点を解説

保険は万が一の事故や病気などに備えるものであり、消費者は現時点での必要性を感じず、契約や見直しを後回しにされやすい商品です。

また、保険用語は専門的な情報が多く、一般的に分かりにくい商品であるとみなされていることから、積極的に保険について考えようとしている人は少ないでしょう。

一方で、生命保険の場合、「生命保険に関する全国実態調査(平成30年12月発行)」によれば、加入している世帯は全体の88.7%と高く、何かしらの保険に入っておきたいと思う人が多いと予想できます。

今回は、保険の新規加入や見直しの必要性を感じさせる、反響率を上げる保険チラシのポスティング戦略と注意点を解説します。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングのすべて

反響率を上げる保険チラシのポスティング戦略

保険商品はたくさん種類があるため、消費者にとって、どの商品が自分に適しているのか選ぶのは負担が大きくかかります。

保険加入者や非加入者のニーズや特徴を絞り、則した保険プランのチラシを配布すれば反響率を上げられるでしょう。

次から反響率を上げるチラシにするため主な4つの戦略をひとつずつ解説していきます。

・保険加入者のニーズと非加入者の特徴を元にターゲットを絞る
・ポスティングに向いている保険プランを選定
・ターゲットが理解しやすいチラシを作成
・ポスティングを継続的に行う

保険加入者のニーズと非加入者の特徴を元にターゲットを絞る

消費者は定期的に保険を見直し、自分の生活状況にあったプランに変更することが可能ですが、手間を考えると面倒に思う人が多いでしょう。

しかし、現在加入しているプランが他に比べて損をしていると分かると、保険を見直したいと思う消費者が数多くいるようです。

一方、非加入者はそもそも保険についての情報がないため、加入に至っていないケースがあります。

保険加入者のニーズや非加入者の特徴を押さえたチラシのポスティングをすれば、響率を上げるのに効果的です。

保険加入者のニーズ

何かしらの保険に加入している方は利益よりも損の大きさが気になり、損をなくしたい、少なくしたいという思いが強いです。

これは、利益または損害を被る可能性のある選択肢を示された時に人がとる行動モデルを理論化した、「プロスペクト理論」に則っています。

消費者が保険を見直したいと思う機会は、すでに加入している保険の補償内容や保険料が他の商品に比べて損をしていると知った時です。

非加入者の特徴

身近な人が保険に入っていない、保険に入る機会が今までに提供されていないなど、そもそも保険についての情報がないのが非加入者の特徴です。

保険についての知識がないため、難しい保険用語を並べていたり、多くの保険プランを列挙するなど情報をたくさん載せることは逆効果です。

どのような状況で補償が降りるのか、月々の支払いがいくらになるのかなど一目見れば分かるようなチラシにすることが必須です。

ポスティングに向いている保険プランを選定

チラシを作成する前提として、複数の保険プランを載せるよりは、一つの保険プランの情報を提供した方が適度な情報量のため消費者に理解されやすいでしょう。

また、生命保険、学資保険、車両被検、火災保険、がん保険はポスティングに向いている保険プランであり、以下の2つの理由でポスティングに向いていると考えられます。

配布エリアによって向いている保険プラン

生命保険、学資保険、車両保険は、家族構成や年齢層など特定のエリアにチラシを配布することで、高い反響率を望めるでしょう。

生命保険は年齢層で言うと40〜50代の加入率が最も多く、都心に近い通勤エリアに配布をすれば、効果が期待できます。

学資保険はファミリー層が住むエリア、車両保険は駐車場が設置されているマンションなどを狙って配布すると良いでしょう。

モデルケースが示しやすい保険プラン

火災保険やがん保険など、状況によって補償がもらえるかなどイラストや写真で例を示しやすいものは、ポスティングチラシとして効果的です。

モデルパターンがあれば、消費者に保険が適応される場面をイメージしてもらえるため、保険商品の必要性を感じてもらえるでしょう。

ターゲットが理解しやすいチラシを作成

保険は一般的に使われない専門用語が使用されるため、消費者が理解しにくい内容が多くなります。

チラシを見た人が、すぐに保険商品について理解するには、「イラストを使う」「保険料や補償内容を大きく掲載する」「加入制限を大きな文字で示す」「イエスノーチャートでプランを選べるようにする」が主な鍵になるでしょう。

チラシを手に取った人が、イラストを見て紹介している保険が何か分かると、詳しく内容を読んでもらえる可能性が高まります。

また、消費者が気になる保険料や補償内容が大きく記載してあれば、魅力を感じてもらえるかもしれません。

ただし保険には、加入制限がつきものなので、年齢制限や既往症の制限などある場合は、目立つように示しておくと、クレームに繋がらず安心です。

また、保険料によって補償内容が異なる場合、イエスノーチャートを使って個人の経済状況や家族構成に合わせたプランを簡単に選べるようにしておくと良いでしょう。

ポスティングを継続的に行う

保険は毎月見直すものではなく、短く見積もっても1年単位で見直したり加入したりするもので、一度チラシを見ただけで契約に至ることは少ないでしょう。

そこで、消費者が保険の見直しをしたいと感じた時に、自社の商品を思い出してもらうにはポスティングを継続的に行うことが必須です。

これにより、「単純接触効果」と言って、興味ない商品を何度も見ていると好感をもつようになる心理プロセスが働きます。

継続的にポスティングをして消費者に商品を親しんでもらうようにすることが大切です。

保険チラシのポスティングにおける注意点

保険は補償内容や加入制限など詳細にルールが決められているため、一つの保険でも多大な情報量です。

消費者がすぐに理解できないため、保険には契約者が不利益になることがないよう法律や指針で広告規制を設けています。

チラシは載せられる情報が限られているため、次のことに注意して消費者に誤解を与えないような内容にする必要があります。

・保険業法に抵触しないチラシ作成
・景品表示法に抵触しないチラシ作成

保険業法に抵触しないチラシ作成

保険業法とは、保険業務に携わる人へ向けた、適正な保険運営や公平な保険の募集をする目的のために作られた法律で、保険業法の中に誤解を与えるような表記について広告規制がかけられています。

チラシを作成する上で、以下の2点に注意しましょう。

他の保険と自社の保険を比較するような表示は、補償条件や状況にズレがあるなど適正に比べることができない可能性があり、避けた方が良いでしょう。

また、社会情勢によって変動する保険の配当金について断定的な表現を用いると、消費者が誤認してしまう場合があり、使用しないようにしてください。

景品表示法に抵触しないチラシ作成

自社の保険を紹介する際、著しく優れた商品であると誇大広告することは、景品表示法の優良誤認表示で禁止されています。

事実に反して他社や同種の保険より優れていると表示すると、景品表示法に抵触してしまうかもしれません。

「日本一」「業界ナンバーワン」など唯一性を含む表現は、客観的な根拠を示せる場合以外は使用しないのが妥当です。

さらに、法規制上の注意点と他社や他人が作成した写真やイラストなどを無断で掲載すると著作権の侵害に当たるなどの盗作や盗用については訴訟問題となるため詳しく理解しておいてください。

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反響率を上げる保険チラシのポスティング戦略と注意点まとめ

・損をしているとチラシの内容に取り込むと、保険の見直しを促せます。

・学資保険や生命保険などポスティングに向いている保険を選び、イラストで分かりやすく作成したチラシを継続的にポスティングすることで反響率が上がります。

・保険のチラシは、保険業法や景品表示法など広告に規制があるため、抵触しないように作成しましょう。