デジタル広告の価格が高騰し、費用対効果の高い宣伝ツールとして改めて注目されているのがポスティングです。

このようなポスティングと同様に、紙媒体の宣伝方法として新聞折込も利用されています。

一見すると「紙媒体の広告」という点で同一の広告手法に思われがちな2つの宣伝方法ですが、実は異なる部分も多々あります

本記事では、ポスティングと新聞折込の特徴について、メリット・デメリットを含めてまとめていきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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新聞折込とポスティングはどこが違う?

新聞折込とポスティングは、どちらも「紙媒体の広告がそれぞれの家に届く」という点で共通していますが、以下のように配り方に違いがあります。

新聞折込:新聞に挟まれる形でチラシが運ばれる

ポスティング:チラシが単体で運ばれる

この「配り方の違い」があることで、宣伝効果を考える上での差が生まれています。

ポスティングと新聞折込のメリット・デメリットを比較

2種類の宣伝方法は「配り方が異なる」ことで、それぞれのサービスにおける特徴に差が生じています。

それぞれの特徴について、メリットおよびデメリットを挙げながらまとめていきます。

・メリット
・デメリット

メリット

2つの宣伝方法のメリットについて以下の表にまとめました。

新聞折込 ポスティング
・宣伝コストを抑えられる
・他のチラシと一緒に見てもらえる可能性がある
・ターゲット層に合わせてチラシなどを配れる
・1枚だけで見られる可能性がある

新聞折込は基本的に「複数のチラシと一緒に配られる」という特徴があります。

他のチラシと一緒に運ばれることで輸送コストを抑えられる方法であるため、新聞折込の利用料金は比較的安く設定されています。

また、他のチラシと一緒に運ばれることでチラシを見てもらえる可能性が高まるというメリットも存在します。

スーパー等のチラシを確認する習慣を持つ傾向にある「主婦」や「高齢者」については、新聞折込を利用することでチラシを見てもらえる可能性が高まるでしょう。

一方ポスティングは、「ターゲットのエリアを細かく設定できる」という特徴があります。

配布エリアを細かい住所(○丁目単位)や建物(マンションのみ、戸建てのみ等)に設定することで、宣伝したいターゲット層に照準を合わせてチラシを配布できます。

また、ポスティングを利用してチラシを単配すると、注目を集められる可能性があり、PRしたい商品・サービスを認知させやすいというメリットも存在しています。

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デメリット

2種類の宣伝方法のデメリットについて以下の表にまとめました。

新聞折込 ポスティング
・新聞を購読していない層にアプローチできない ・費用が高い傾向にある
・投函禁止の物件にアプローチできない

新聞折込のデメリットは「新聞を読まない人にはアプローチできない」点です。

2000年時点で人口1000人あたり570部発行されていた「新聞」ですが、2019年時点では人口1000人あたり370部と、新聞発行部数は大幅に減少しています。

前述の通り、新聞を読まない人は年々増加しているため、仮に新聞折込を実施しても宣伝ターゲットまで届かない可能性が年々高まっているとも考えられます。

加えて若い人ほど新聞を購読しない傾向にあるため、効率的に若年層に向けてアプローチしたい場合において、新聞折込は適していません。

また、新聞折込には新聞社による広告の審査が必要であり、場合によっては始めからサービスを利用できないケースもあるため、注意が必要です。

一方ポスティングですが、チラシを配る対象を限定できる分、利用コストがどうしても高くなってしまう傾向があります。

また「投函お断り」の物件に対してアプローチができないというデメリットも存在しています。

ポスティングと新聞折込の費用を比較

ポスティングと新聞折込の費用についてサービスプランも例にあげて比較していきます。

次に2種類の宣伝方法にかかる費用を比べていきます。

・ポスティングの費用
・新聞折込の費用

ポスティングの費用

ポスティングにかかる費用は、利用するプランによって変動します。

今回は、大手会社の価格を、プランごとにまとめてご紹介します。

配布対象・時期を自由に設定できるプラン

例えるならば「オーダーメイドの洋服」のように、希望の条件を満たすようにカスタマイズしたプランです。

メリットで述べた「配布対象を限定できる」点を最大限に活用し、効率よくチラシを配れるという特徴があります。

このプランの利用料金は以下の通りです。

会社名・プラン 用紙サイズごとの料金(1枚あたり)
A4 B4 A3 B3
A社「オーダーメイドプラン」 4.0円 4.5円 5.0円 5.5円
B社「軒並み配布プラン」 3.5円 4.0円 4.5円 5.0円
C社「軒並み配布プラン」 4.0円 4.5円 5.0円
D社「オーダーメイドポスティングプラン」 3.0円 4.0円 5.0円

会社によっては、過去の実績やデータに基づいたアドバイスやコンサルティングを受けながら、どのエリアにチラシを配るか詳細を決めることもできます。

ターゲットとするエリアや条件によって詳細な料金に違いが見られますので、詳細はお近くのポスティング各社へ直接問い合わせすると良いでしょう。

廉価なプラン

例えるならば「工場で大量生産された洋服」のように、自分で詳細に条件を決めらないプランです。

他のチラシと一緒に運ばれる点では新聞折込と類似しているとも言えるでしょう

そんなプランの利用料金は以下の通りです。

会社名・プラン 用紙サイズごとの料金(1枚あたり)
A4 B4 A3 B3
A社「オールラウンドプラン」 2.0円 2.2円 2.5円 3.0円
B社「軒並み配布低価格プラン」 2.0円 2.3円 2.5円 3.5円
D社「単価重視ポスティング」 1.0円 1.5円 2.0円 3.0円

これらのプランではターゲットエリアやスケジュールを自由に設定できない代わりに、費用を抑えられる特徴があります。

費用を抑えながらチラシの配布を行うことが可能であるため、広域エリアや不特定多数を対象にした宣伝に向いています。

条件によって金額に変動が見られますので、詳しくはお近くのポスティング各社へ確認してください。

新聞折込の費用

新聞折込の費用は以下の通りです。

会社名 用紙サイズごとの料金(1枚あたり)
A4 B4 A3 B3
E社 3.4円 4.6円
F社 3.4円 4.6円
G社 3.4円 4.6円
H社 2.8円 4.5円

ポスティング会社の廉価プランよりは値段が高く、オーダーメイド型のプランよりは費用が抑えられる結果となりました。

こちらもポスティング同様に、ターゲットエリアや条件によって利用料金に違いが見られるため、実際に利用される際には折り込みを検討している新聞各社へ確認してください。

新聞折込とポスティング徹底比較のまとめ

・価格を抑えてチラシなど配布したい時には「ポスティング(廉価のプラン)」

・ターゲットを絞ってチラシを配りたい場合には「ポスティング」

・価格を抑えながらも高齢者や主婦に対してアプローチしたい時には「新聞折込」