ポスティングチラシの類語はポスターではない!2つの特徴と役割の違いを解説

日常生活の中で駅構内や店舗内でポスターを見かけない日や、自宅の郵便ポストにチラシが入っていない一週間はありません。

どちらも商品・サービスの宣伝やイベントの告知を目的に作成され、広告として多くの人に情報を伝える効果があります。

この記事ではポスティングチラシとポスターの、特徴と役割の違いについて解説します。

ポスティングチラシとポスターの特徴

両者は多くの人々に対して宣伝効果を発揮し、自由にデザインできる印刷物という共通点はありますが、異なる特徴があります。

ポスティングチラシとポスターそれぞれの特徴について説明します。

・ポスティングチラシの特徴
・ポスターの特徴

ポスティングチラシの特徴

ポスティングチラシとは、大量のチラシを印刷して住宅等の郵便ポストに投函する宣伝広告です。

1枚あたりの単価が安く、配布するエリアを絞り込むことで配布枚数の削減が可能なことから、低予算で始められる方法です。

雑誌や新聞のように掲載スペースの制限がなく自由にデザインできますが、手に取った時に興味を引かなければ内容を読んでもらいにくいため、目を引くデザインにしたりキャッチコピーでインパクトを出したりと工夫する必要があります。

一度ページを閉じたら再度見てもらえるかわからないインターネット広告や、その場でしか見ることのできないポスターとは異なり、持ち運びが可能なので長く保管してもらいやすいです。

うちわやマグネットのように保存されやすい形状にしたり、クーポンをつけたりすることで、さらに保存してもらえる可能性が高まるため、配布から1年経過後に反響があるケースもあります。

定期的に配布をして頻繁にチラシを見てもらえれば、単純接触効果により見込み客を作りやすい特徴もありますが、「チラシお断り」の貼り紙をしている建物に誤って投函すると、クレーム発生の恐れがあるため注意が必要です。

単純接触効果は「ザイアンス効果」とも呼ばれ、繰り返し見たり聞いたりしていると自然と印象に残り、次第に好感を持つようになるという心理的な法則を指し、こちらに詳しく紹介しています。

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ポスターの特徴

ポスターとは、情報を伝えるために掲示板や壁に貼り付ける印刷物で、店頭や街中、駅構内などに掲載して多くの人にわかりやすく情報を伝えます。

ポスターは持ち帰ることができないので、その場で立ち止まって見てもらう必要があります。

人々が立ち止まった際にポスターを眺める時間は最長10秒程度なので、短時間で情報が伝わるように作成しなければなりません。

デザインや紙のサイズは自由ですが、掲載場所と見てもらう場所の距離によって見やすい大きさであることや、一瞬で興味を惹くインパクトのあるデザインにすることが大切です。

顧客からの接触を待つプル型の販促方法であるためクレームが起こりにくいのも特徴です。

代表的なもののひとつに車内広告があり、金銭的に余裕がある方や高齢者をターゲットとしたタクシー広告は、乗車中の時間で積極的にアピールできるなど、車内広告とポスティングとを比較した記事も作っています。

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ポスティングチラシとポスターの役割の違い

ポスティングチラシとポスターの役割には違いがあります。

ポスティングチラシは個々へ配布を行うため、詳細な文章を記載して伝えることができ、お問い合わせや来店、購入といったダイレクトな反響を目的としています。

一方、ポスターは不特定多数へ向けたもので、無意識に何度も見てもらい認知してもらうことを目的としています。

文章によって詳細な情報を伝えるにはポスティングが向いていますが、1分間のうちに画像が伝えられる情報量は文字の約7倍あるため、ポスターは人々の記憶へ印象づけるのに向いています。

さらにポスターは、日常の風景としての役割も担っていることから文化的価値があり、時代を表す史料としての役割もあります。

昔使用されていた人気レコードやCDの価値が日々高まっているように、古い映画ポスターやアイドルポスターなども、人気が高いものは高値で取引される場合があります。

ポスティングチラシとポスターのメリット・デメリットを比較

ポスティングチラシとポスターの両者には、それぞれ一長一短があります。

メリット・デメリットの違いについても解説します。

・メリットを比較
・デメリットを比較

メリットを比較

まずはメリットについて比較して説明します。

ポスティングチラシ ポスター
・エリアやターゲット層を絞って配布できる
・じっくり読んでもらいやすい
・特殊な形状で作成できる
・保管してもらえる
・売上分析できる
・即効性がある
・不特定多数の目に触れる
・何度も見てもらいやすい
・一度作成すれば長期間の宣伝ができる
・無意識に目に入ることで認知度が上がる
・短期間で宣伝効果が期待できる
・反復訴求効果が期待できる

ポスティングチラシは、エリアを絞ることでターゲット層にアプローチしやすく、印刷費用や人件費のコントロールもできます。

水周りの修理業者がマグネット型のチラシを配布し、冷蔵庫に貼って長く保管されているように、特殊な形状などに工夫することで長く保管してもらいやすくなります。

また、期間限定の割引クーポンを付けることにより、反響の即効性を上げることや、クーポンの使用状況から反響率を調べて売上分析を行うことも可能です。

一方、不特定多数の人の目に触れるポスターは、配布が不要で一度掲示すれば長期間使用できますが、遠くから目に留めてもらえる大きさや長期間掲示できる強度のある用紙に印刷しなければなりません。

街の景観の一部となるので道行く人々の記憶に無意識で残りやすく、興味の有無にかかわらず自然と知名度が上がります。

通勤・通学時は毎日同じ道を通ったり同じバスや電車を利用することが多いため、長期間同じ場所に貼り続けるポスターは反復訴求効果が期待できます。

よく街中で見かけるイベントや講演会などの宣伝ポスターのように、期間が決まっている催し物の告知に短期間で効果が出やすい媒体でもあります。

ポスティングチラシはハガキや封筒型も作成可能で、配布物毎に適した職業や具体的な料金などをまとめた記事もあります。

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デメリットを比較

続いてデメリットについて比較して説明します。

ポスティングチラシ ポスター
・一日の配布数が限られる
・ターゲット層やエリアを誤ると反響がでにくい
・配布状況を把握しにくい
・クレーム発生の可能性がある
・悪天候に弱い
・情報量に制限がある
・掲載費用がかかる
・素通りされやすい
・効果測定ができない

ポスティングチラシは住宅をまわって1枚ずつ投函していくため、人手と期間によって配布数に限界があります。

また、ターゲット層やエリアを定められるメリットはありますが、配布対象を誤ると反響がでないリスクがあります。

例えば、中高生を対象にした学習塾のチラシをファミリー層が少ないエリアに配布しても、中高生の住んでいる家庭へアプローチできず効果が期待できません。

ターゲット層が決まっている場合は、配布エリアをファミリー層の多い住宅エリアに絞るか、ビッグデータを活用したセグメント配布を行うのが効果的です。

配布作業の管理体制が整っていない業者では、一度で複数枚のチラシを投函したり廃棄してしまったりと、配布スタッフの不正によるトラブルが過去に報告されています。

もし業者へ依頼する際は、配布スタッフがグループ行動を行っていることや、GPSでルート管理を行っていることを確認し、信頼できる専門業者へ依頼しましょう。

雨の日はチラシが濡れてしまい配布物やポストの中にある他の郵便物も汚れてしまう可能性があり、さらに悪天候の日は配布作業があまり進まず、急いでいるときでも足止めを食らってしまいます。

ポスターは短時間でわかりやすく内容を伝えなければならないことや、掲載エリアやサイズ、枚数によって金額が異なることに注意が必要です。

また、ポスターによってどれだけ認知拡大できたかについては、正確な効果測定ができません。

多くのポスティング業者が取り入れているGISは、最終学歴や住宅区分など細かな条件でターゲットを選ぶことができるため、戦略を練るのに役立ちます。

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ポスティングチラシの類語はポスターではない!2つの意味と役割の違いを解説まとめ

・ポスターは多くの人の目に触れるところに貼るため不特定多数の人へ認知拡大でき、ポスティングチラシは保管しやすく手に取ってもらいやすい宣伝方法で、共に自由なデザインが可能な印刷物です。

・ポスティングチラシは保管してもらいやすく詳細な情報の掲載が可能ですが、ポスターはその場で数秒見るだけなので、わかりやすくインパクトのあるデザインにする必要があります。

・ポスターは一度作成すれば長期間使用できて反復訴求効果があり、ポスティングは個々にアプローチするため反響に即効性があります。